Amazon(アマゾン)で売られている商品には、Amazon以外の出品者が販売するマーケットプレイス商品が混ざっています。販売元・出荷元の確かめ方、偽物や怪しいレビューの見分け方、偽物が届いたときの返金申請の手順を公式ヘルプの条件に沿ってまとめました。
- Amazonマーケットプレイスとは?Amazon以外の出品者が商品を売る仕組み
- Amazonの販売元・発送元の見分け方は商品ページの「出荷元」「販売元」欄
- Amazonマーケットプレイスに偽物はある?Amazonの偽造品対策
- Amazonで本物か確かめる方法4つ
- Amazonの怪しいレビューの見分け方
- Amazonで買った商品が偽物だった場合の対処法
- Amazonマーケットプレイス保証とは?返金申請の条件
- マーケットプレイスで買うメリット・デメリット
- マーケットプレイスに出品する仕組みと手数料
- Amazonマーケットプレイスのよくある質問
- まとめ:マーケットプレイスは販売元と出品者評価を見てから買う
- 本記事で参照した主な情報源
Amazonマーケットプレイスとは?Amazon以外の出品者が商品を売る仕組み
Amazonマーケットプレイスは、Amazon以外の個人・法人の出品者が、Amazonのサイト上で商品を販売できる仕組みです。Amazonの商品には、Amazon.co.jpが自ら販売するものと、マーケットプレイスの出品者が販売するものが混在しています。出品者は新品だけでなく中古品も出品できます。
購入者から見ると、同じAmazonのカートで買い物をしていても、実際の売り手は次の3パターンに分かれます。
| 売り手のパターン | 販売元 | 発送元(出荷元) | トラブル時の最初の窓口 |
|---|---|---|---|
| Amazonが販売・発送 | Amazon.co.jp | Amazon.co.jp | Amazonカスタマーサービス |
| 出品者が販売・Amazonが発送(FBA) | 出品者 | Amazon.co.jp | Amazonカスタマーサービス |
| 出品者が販売・発送 | 出品者 | 出品者 | 出品者(解決しなければマーケットプレイス保証) |
FBA(フルフィルメント by Amazon)は、出品者が商品をAmazonの倉庫に預け、注文処理・梱包・配送をAmazonが代行するサービスです。FBAの商品はプライム対象になるため、Amazonプライム会員は出品者の商品でもプライム配送で受け取れます。
出品者は、多数の商品をビジネスとして扱う大口出品者と、主に個人が少量から出品する小口出品者に分かれます。Amazonそのものの基本的な使い方はAmazonとは?初めての買い方と注意点で確認できます。
Amazonの販売元・発送元の見分け方は商品ページの「出荷元」「販売元」欄

Amazon出品者の商品かどうかは、商品ページの購入ボタン付近にある「出荷元」「販売元」の欄で見分けられます。発送元は画面上では「出荷元」と表示されます。
| 表示 | 売り手の種類 |
|---|---|
| 出荷元・販売元ともに「Amazon.co.jp」 | Amazon公式の出品(Amazonが販売・発送) |
| 出荷元が「Amazon.co.jp」、販売元が別の名前 | マーケットプレイス出品者の商品(FBA) |
| 出荷元・販売元ともに別の名前 | マーケットプレイス出品者が販売・発送 |
販売元に表示された出品者名をタップすると、出品者のプロフィールページが開きます。プロフィールページでは出品者の評価を確認でき、「返品および返金について」の項目でその出品者の返品・交換の条件を読めます。購入前に質問がある場合は、出品者名を選んだ先の「質問する」から出品者に直接問い合わせてください。
1つの商品に複数の出品者がいる場合は、出品者ごとに価格・状態・販売元が違います。購入ボタンを押す直前に、もう一度販売元の名前を確認してください。
Amazonマーケットプレイスに偽物はある?Amazonの偽造品対策
Amazonは出品者向けのポリシーで、販売する商品は正規品でなければならず、偽造品の販売を禁止しています。違反した出品者には出品権限の取り消し、売上金の支払い留保、Amazonで保管している在庫の廃棄といった措置が取られます。Amazonは独自の審査に基づいて疑わしい出品を削除しています。
製品の安全面では、専門調査チームが365日モニタリングを行い、一部の商品は出品前に書類審査を受ける仕組みです。
ただし、偽造品の販売は規約で禁止されていても、マーケットプレイスには多数の出品者が参加しています。偽物をつかまないためには、購入者側でも販売元と出品者の評価を確かめる必要があります。
Amazonで本物か確かめる方法4つ
1. 販売元がメーカー・ブランド名かAmazon.co.jpかを見る
販売元が「Amazon.co.jp」かブランド自身の場合は、売り手の身元がはっきりしています。販売元がブランドと無関係な名前の場合は、次の出品者評価まで確認してから購入を判断してください。
2. 出品者の評価の件数と内容を見る
出品者の評価は、実際に注文した購入者だけが投稿できます。投稿できるのは注文日から90日以内・お届け予定日から48時間経過後で、一度投稿した評価は内容を変更できません。低い評価のコメントに「偽物」「説明と違う」「連絡がつかない」といった記述が繰り返し出ていないかを読んでください。
3. 価格が極端に安くないかを過去価格と比べる
ほかの出品より極端に安い出品は、偽物や説明と違う商品である場合があります。比較には商品ページの「過去価格」を使います。過去価格は直近90日間の販売実績価格の中央値で、製造業者などが公表する希望小売価格である「参考価格」とは別の数字です。
4. 届いた商品をメーカーに照会する
届いた商品の型番やシリアル番号を、メーカーのサポート窓口に伝えて正規品か照会する方法もあります。Amazonの注文履歴から印刷できる領収書は、メーカーへの修理依頼時の購入証明書としても使えます。マーケットプレイス出品者から買った商品の領収書には、出品者名が発行者として印刷されます。
Amazonの怪しいレビューの見分け方
Amazonで商品レビュー(星の評価を含む)を投稿できるのは、過去12か月にAmazon.co.jpで通算5,000円以上購入した人だけです。星の数は単純な平均ではなく、機械学習で評価されます。この仕組みを前提に、次のサインがあるレビューは割り引いて読んでください。
報酬と引き換えのレビュー、手元に届く前の商品のレビュー、自社商品や競合商品のレビューは、Amazonのコミュニティガイドラインで禁止されています。出品者や配送だけを取り上げたレビューも禁止で、その内容は出品者評価に投稿するルールです。
一方で、Amazon Vine先取りプログラムのメンバーが無料で受け取った商品のレビューには「Amazon Vine先取りプログラムカスタマーによる無料商品のレビュー」と明記され、ラベルの付いたレビューは規約で認められた投稿です。
Amazonで買った商品が偽物だった場合の対処法
偽物が届いたら、商品を使わずに保管し、次の順で手続きを進めます。出品者が販売・発送した商品の場合の流れです。
- STEP1証拠を残す
商品・パッケージ・ラベルの写真を撮り、商品ページの画面も保存する
- STEP2出品者に連絡する
注文履歴で該当注文の「注文に関する問題」から「出品者に問い合わせる」を選び、理由とコメントを送信する
- STEP3出品者の回答を待つ
回答は最大48時間待つ。やり取りの履歴はメッセージセンターで確認できる
- STEP4返品リクエストを出す
商品を受け取ってから30日以内に返品リクエストを行い、追跡できる方法で返送する
- STEP5マーケットプレイス保証を申請する
解決しなければ注文履歴の「注文内容を表示」から問題を選び、「返金をリクエスト」でコメントを送信する
- STEP6商品を報告する
商品詳細ページの「この商品に関する問題を報告する」から報告する
返金リクエストの調査には最大1週間かかり、結果はアカウントに登録したEメールアドレスに届きます。手続きの入口はAmazonカスタマーサービスの「出品者とのトラブル」から確認できます。
販売元・出荷元がAmazon.co.jpの商品は、Amazonの返品手続きで対応します。出品者の商品でもAmazonが発送した(プライムで配送された)商品は、マーケットプレイス保証ではなくAmazonカスタマーサービスへの問い合わせが案内されています。
Amazonマーケットプレイス保証とは?返金申請の条件
Amazonマーケットプレイス保証は、出品者が販売・発送する商品で、出品者と連絡が取れない・返金されないといったトラブルが起きたときに、Amazonが購入者に返金する制度です。申請前に出品者へ連絡し、問題解決の機会を与える必要があります。
| 条件 | 申請できるタイミング・期限 |
|---|---|
| 申請前の出品者への連絡 | 連絡してから48時間待つ |
| 商品が届かない | お届け予定日の最終日から3日経過後 |
| 返品したのに返金されない | 出品者が返品商品を受け取ってから7日間経過後 |
| 返送先が海外の返品 | 返品リクエストから5日間は申請不可 |
| 申請の期限 | お届け予定日の最終日から90日後まで |
届いた商品に不具合・損傷がある場合や、商品説明と著しく異なる場合は、商品代金・当初の配送料・返送料がすべて返金の対象です。正規品として出品されていた商品が偽物だった場合は、申請のコメントに説明と異なる点を具体的に書いてください。
マーケットプレイスで買うメリット・デメリット
出品者が発送する商品を注文するときは、お届け先住所を確定前に見直してください。Amazon.co.jpが販売・発送する商品の返品は原則として商品到着から30日以内で、出品者の商品はプロフィールページの「返品および返金について」に書かれた条件が適用されます。
マーケットプレイスに出品する仕組みと手数料
出品者として販売するには、出品用アカウントを作成して商品を登録します。出品プランは大口出品と小口出品の2種類です。
| 出品プラン | 費用(執筆時点の例) | 向いている出品者 |
|---|---|---|
| 大口出品 | 月額4,900円(税抜) | 多数の商品をビジネスとして扱う |
| 小口出品 | 商品1点ごとに100円 | 個人が少量から出品する |
プランの費用は時期により変わる場合があるため、出品前にAmazonの出品サービスのページで最新の料金を確認してください。プランの費用とは別に販売手数料がかかり、本の販売手数料は15.4%です(Amazonの出品サービスの料金ページに掲載)。FBAを使うと、出品した商品がプライム対象になります。
Amazonマーケットプレイスのよくある質問
- QAmazonマーケットプレイスとは何ですか?
- A
Amazon以外の個人・法人の出品者が、Amazonのサイトで商品を販売する仕組みです。商品ページの販売元がAmazon.co.jp以外の名前になっている商品が、マーケットプレイスの商品です。
- Qマーケットプレイスの商品は危険ですか?
- A
出品者が販売・発送する商品にはマーケットプレイス保証があり、偽造品の販売は規約で禁止されています。購入前に販売元と出品者の評価を確認すれば、リスクを下げられます。
- Q個人でも出品できますか?
- A
出品できます。主に個人が少量から出品する場合は、商品1点ごとに費用がかかる小口出品を選びます。
- Q出品者から買った商品は交換できますか?
- A
出品者が発送する商品は交換できず、出品者へ直接返品します。返品の条件は出品者のプロフィールページで確認してください。
- Qマーケットプレイスの商品の領収書は発行できますか?
- A
発行できます。注文履歴に印刷可能な領収書が表示され、出品者名が発行者として印刷されます。社判の捺印はAmazon.co.jp・出品者のどちらの領収書でもできません。
- Q出品者の評価はいつまで投稿できますか?
- A
注文日から90日以内です。お届け予定日から48時間経過後に投稿でき、投稿後に内容は変更できません。
まとめ:マーケットプレイスは販売元と出品者評価を見てから買う
Amazonマーケットプレイスは、Amazon以外の出品者が商品を販売する仕組みで、商品ページの「出荷元」「販売元」を見れば売り手が分かります。偽物を避けるには、販売元の名前・出品者評価・過去価格との差を購入前に確かめます。偽物が届いたら出品者に連絡して48時間待ち、解決しなければお届け予定日の最終日から90日以内にマーケットプレイス保証を申請してください。





